Aging Room

高温エージングルーム

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高温エージングルームとは

アヤハ運輸倉庫の高温エージングルーム(高温倉庫)は、室内温度を35~80℃にコントロールできる倉庫です。
主な用途は、ラミネートフィルムの接着剤硬化促進や、残留溶剤の蒸発、物性の安定化、樹脂製品の収縮ですが、他にも、高温環境での精密機器の製品劣化テストや、ガラス製品等の収縮試験や耐久試験、液体における菌の繁殖・培養試験など様々な用途でご利用いただいています。

高温エージングルームの特長

  • 高精度な温度制御

    高温エージングルーム(高温倉庫)は、35~80℃の温度域で0.1℃単位の高い精度での温度制御を可能としています。

  • 分単位での時間設定

    設定時間についてはパレットやラック単位で入庫・出庫のバーコード管理を行い、分単位での制御に対応しています。

  • 測定結果のレポート

    経過変化の温度データや温度分布のレポートや、サーモグラフィによる測定結果のレポートをお渡しすることが可能です。

高温エージングルームの主な用途

高温エージングルームの主要な用途にはフィルムのコーティング硬化促進(エージング処理)が挙げられますが、残留溶剤の蒸発、樹脂製品の収縮(アニール処理)、物性の安定化など、ラミネートフィルム以外の製品・商品のエージングについてもご活用いただけます。

    • フィルムの硬化促進(エージング処理)
    • フィルムコートの硬化促進
    • 物性安定促進
    • 樹脂製品の収縮促進(アニール処理)
    • 高温変化による歪み検査
    • 温度物性試験
    • 凝固品の融解(液体化)
    • 高粘度製品の粘度低下
    • 残留溶剤の蒸発
    • 容器内の雑菌繁殖テスト
    • 容器の殺菌
    • 容器内の製品の殺菌
    • 製品の消臭処理
    • ガラス製品の耐久試験
    • 菌の増殖、培養
    • 精密機器の高温耐久試験
ご利用いただけないもの

危険物や可燃物、生き物、エージング処理過程で有害物質が発生するものなどはご利用いただけません。詳しくは担当者にお問い合わせください。

  • 危険物

  • 可燃物

  • 生き物

  • エージング処理過程で
    有害物質が発生するもの

設備概要

高温エージングルームは、栗東倉庫の施設内に3タイプ16室の設備を保有しています。

エージングルーム タイプ1 タイプ2 タイプ3
間口幅(m) 2.0 2.0 2.7
間口高さ(m) 2.4 2.4 2.8
室内奥行(m) 5.7 5.7 6.0
室内幅(m) 2.3 2.1 3.1
室内高さ(m) 2.7 2.7 2.7
  • 温度管理

    ヒーター式(熱風循環式)の設備で、熱風を送り込むことで庫内を高温環境に保ちます。

  • 温度制御

    設定温度に対し、PID制御(※)で高精度の温度管理を行います。

    ※PID 制御とは温度管理コントロール方法の一種で、安定した温度制御が短い時間で可能になります。

  • 設備

    熱風を庫内に循環させ、二重扉によって温度を逃す事無く室内温度を均質に保ちます。

    ※湿度設定は行いません。水を一滴も使用しないドライタイプのエージング庫です。(商品が水分を含んでいる場合は、蒸発するまでの期間、湿気が発生します。)

高温エージングルームとその活用について、詳しくはオリジナルサイトをご覧ください。
高温エンジンルーム特設ページ